オランダの新鋭ブランド「SCOPE CYCLING (スコープサイクリング) 」の
カーボンチューブレスレディホイール「R4 DISC」が入荷しました。
アイントホーフェン工科大学との共同研究により、耐熱・空力・剛性などが最適化されたカーボンリムに、DT SWISSなども採用するパウル式のラチェットを採用したオリジナルハブを組み合わせました。
パウル式はジリジリという細かいノッチ音が特徴で、軽量化と摩擦の低減により足を止めても速度が落ちにくくなっています。
またシュワルベの協力を得て開発したチューブレスレディリムのみのラインナップという潔さ。
後発だから実現できるコストパフォーマンス
各メーカーが試行錯誤のうえ、ある程度ラインナップが出揃うなか、後発で良いとこ取りをし、さらにそれらをブラッシュアップしたことで、
トレンドを取り入れた高性能なホイールながら、18万円という破格のコスパを実現しています。
言い方が悪いですが、大手ブランドに対して後出しだからこそできるということです。
SCOPEはロードレースのROADシリーズ、エアロとグラベルでの使用を両立したALL ROADシリーズ。
そしてオフロードに最適化したOFF ROADシリーズ。
ROADシリーズのみリムブレーキとディスクブレーキがラインナップされており、
リムブレーキの方が約100g近く軽量です。
飛びぬけた特徴はありませんが、あらゆるトレンドを取り入れ、全て高いレベルでまとまっています。
また見た目も良く、20万円以下でこの性能とルックスを得られるという意味では、飛びぬけたコスパが特徴ともいえます。
ROADシリーズでもリム内幅21、外幅28mmと十分太いタイヤを装着することができます。
実際私も28mmのタイヤを装着しています。
OFF ROADシリーズもかかりの良さ、振動吸収性などどれをとってもレベルが高く、
ストップアンドゴーが多いオフロードこそ軽量なカーボンホイールのアドバンテージが大きくなります。
性能と見た目をアップグレードするカーボンチューブレスホイールが
手の届きやすい価格で手に入れられるSCOPE CYCLINGの各シリーズ、良いですね。
約6万円のアップチャージでセラミックベアリング仕様も選べます。
どういう人におすすめできるホイールか
ここからは他メーカーと比べてどうなのかという個人の感想です。
確かに上を見ればきりがありません。
他メーカーのハイエンドグレードはこの倍以上の価格のモデルもあります。
しかし、このあたりの価格帯でこの性能を実現できるのであれば、これより上に関しては金額に見合ったアドバンテージは得られないと言えます。
ここから先は、各部位のほんの少しのアップデートの積み重ねが、実感できるレベルの性能の向上になります。
しかし価格は+10万、20万円となっていきます。
そこにはブランドイメージや高級感といった所有欲が多分に含まれてきますので、
そういったことにはあまり興味がなく、コンマ1秒でも早く走りたいというシリアスなレーサーではないという方に、本当におすすめしたいのはこういう商品です。
kurocycleでは、SCOPEの試乗と販売を行っています。
現在はディスクブレーキ・シマノフリーのR4のみ用意ができております。
近日他モデルも用意できますので、興味のある方はコチラからお問い合わせください。