カンチェラーラやボーネンなどのレジェンドをはじめ、現在はイネオス・グレナディアーズのフィリッポ・ガンナも使用するイタリアのアパレルブランド「Northwave(ノースウェーブ)」の取り扱いを開始しました。
- Northwave (ノースウェーブ) の特徴
- 各モデルの紹介
- Veloce Extreme(ヴェローチェ・エクストリーム) 定価 55,000円(税込60,500円)
- Extreme Pro 3(エクストリーム・プロ 3) 定価 47,000円(税込51,700円)
- Mistral Plus(ミストラル・プラス) 定価 28,500円(税込31,350円)
- Mistral(ミストラル) 定価 24,000円(税込26,400円)
- Revolution 3(レボリューション 3) 定価 28,500円(税込31,350円)
- Core Plus 2(コア・プラス 2) 定価 16,900円(税込18,590円)
- おまけ:Rockit(ロキット) 定価 16,500円(税込18,150円)
- まとめ
Northwave (ノースウェーブ) の特徴
ノースウェーブといえば90年代に一世を風靡したスニーカーブランドというイメージをお持ちの方が多いかと思いますが、サイクリングシューズの歴史も長く、マリオ・チッポリーニが使用したことでも知られています。
現在は1時間「56.792km」というアワーレコード新記録を打ち立てたガンナが使用しており、少し前はファビアン・カンチェラーラやトム・ボーネンといったレジェンドたちも使用していました。
そのノースウェーブの大きな特徴としては、
1.足先がゆったりとしており、甲も比較的高めで日本人の足にもフィットしやすい
2.自社開発したオリジナルダイヤル「SLW3」を採用しており、レバーをクリックすることで0.7mmずつ緩めることが可能
3.上位モデルはSPEED PLAY用のマウントシステムも設けられている
1.日本人の足にもフィットしやすい
イタリアブランドとしては足先と甲の高さにゆとりがあり、日本人の足にもフィットしやすいうえに、エントリーグレードのCore Plusシリーズにはワイドモデルも設定されています。
Extreme Pro3やMistralシリーズのアッパーはメッシュ素材のため柔らかく、ニットのように足にフィットしてくれます。
アッパーが柔らかいと、幅が広い人も痛くなりにくいです。
国内プロチームのキナン・レーシングの選手たちも使用しています。
新城雄大選手のインプレッション↓
https://sports-w.com/news/northwave-bike/northwave_extreme-pro-3_ud_review
2.自社オリジナルダイヤル「SLW3」を採用
ノースウェーブオリジナルのダイヤル「SLW3」は、ワンクリック(0.7mm)ずつ緩めることが可能です。
BOAなどの多く普及しているダイヤルは、締めすぎて緩めたい時は完全にリリースしてそこから締めなおすことになりますが、SLW3は少しずつ緩められるので、調整が容易です。
もちろんフルリリースすることも可能です。
またワイヤーはダイニーマ繊維を使用しており、非常に強度が高いのですが、通常のスチールワイヤーよりも足に優しいのが特徴です。
3.SPEED PLAY専用のマウントシステムを採用
上位モデルはSPEED PLAY専用のマウントが用意されています。
インソールの下にあるプレートを交換して、SPEED PLAY専用のベースプレートを取り付けします。
通常、SPEED PLAYは、3つ穴を4つ穴に変更するベースプレートを取り付け際に、アウトソールの湾曲に沿ったスペーサーを取り付けます。
そのためやや厚みが出てしまうのですが、ノースウェーブの専用マウントシステムでは、ベースプレート自体がアウトソールに沿うように作られているので、クリートとアウトソールの距離が近くなりダイレクト感が生まれます。
各モデルの紹介
ノースウェーブの豊富なラインナップのなかから、今回はロードモデルと歩けるビンディングシューズを紹介します。
Veloce Extreme(ヴェローチェ・エクストリーム) 定価 55,000円(税込60,500円)
オリンピックチャンピオンかつアワーレコード保持者のイネオス・グレナディアーズのフィリッポ・ガンナが開発に携わった特別なモデルです。
アウトソールだけでなくアッパーの剛性も高く、それでいてフィット感も良いため、履いた瞬間に足が固い塊になったような一体感を感じます。
ヒール部分までカーボンソールで覆われており、シューズ全体の剛性が非常に高いです。
ヒールラバーも交換可能で、レーシングギアながら長く使えるのも特徴です。
Extreme Pro 3(エクストリーム・プロ 3) 定価 47,000円(税込51,700円)
こちらもフィリッポ・ガンナをはじめ多くの選手の意見を取り入れた、ノースウェーブのフラッグシップモデルです。
快適性とパワー伝達効率を両立したモデルで、多くのプロ選手が使用しています。
アウトソールは剛性指数15とVeloce Extremeと同じ値ですが、アッパーが柔らかく、メッシュの面積も広く足に馴染みやすいのが特徴です。
メッシュのアッパーに加えて、アウトソールにもベンチレーションが大きく設けられており、通気性も良いです。
新城雄大選手のインプレッション↓
https://sports-w.com/news/northwave-bike/northwave_extreme-pro-3_ud_review
Mistral Plus(ミストラル・プラス) 定価 28,500円(税込31,350円)
クリート周辺だけカーボン素材が使用されているカーボンコンポジットソールを採用したセカンドグレードモデル。
ソール剛性指数は12とExtreme Pro3よりは劣りますが、それでも十分レースで使える剛性です。
レースやトレーニングなどでしっかり乗りたいが、ロングライドや普段のサイクリングで脚にダメージが入るような硬いソールはちょっと…という方におすすめです。
アッパーはこちらもメッシュ生地になっており、通気性とフィット感が高いのが特徴です。
Mistral(ミストラル) 定価 24,000円(税込26,400円)
Mistral Plusがシューレース(紐靴)になったモデルです。
シューレースタイプは強めに締めて乗り始めても、徐々に締め付けが分散されて快適なフィット感になるのが特徴です。
逆に言うと、ガッチリ強く締めたい方には不向きとも言えます。
またレース終盤に走行しながら締めるというような使い方はできません。
デザイン性が高く、それでいて剛性や快適性が高いので、個人的にとても気に入りました。
別色の紐が1セット付属しています。
色を変えて気分転換できるのもポイントですね。
Revolution 3(レボリューション 3) 定価 28,500円(税込31,350円)
Mistralシリーズと同じくソール剛性指数12のセカンドグレードモデルです。
こちらもアウトソールはカーボンコンポジットですが、アッパーはメッシュ生地ではないので、Mistralよりもしっかりホールドしている印象です。
メッシュではありませんが、パンチング加工でしっかり通気性を確保しています。
カラーリングは3色ラインナップされています。
Core Plus 2(コア・プラス 2) 定価 16,900円(税込18,590円)
ナイロンソールのエントリーグレードモデルです。
Wideサイズもラインナップされており、通常モデルより5mm幅が広くなります。
こちらはSPEED PLAYの専用プラットフォームには対応していませんが、SPDには対応しています。
アウトソールにはベンチレーションが設けられ、シームレスなアッパーはエントリーグレードとは思えない履き心地を実現しています。
おまけ:Rockit(ロキット) 定価 16,500円(税込18,150円)
オフロード系はまた後日紹介しますが、この歩けるビンディングシューズ”Rockit”はとても気に入ったので紹介します。
まず見た目がお洒落なことと履き心地が良いことに惹かれました。
普段着でのサイクリングでも全く違和感ないデザインです。
このRockitの最大の売りはVibram(ビブラム)社のソールを採用している点でしょう。
登山が趣味の方はご存じかもしれませんが、ビブラムは登山靴の靴底(アウトソール)を開発しているメーカーです。
世界中の登山者が安心して自分の命を預けるビブラムソールは、耐久性の高いラバーソールが、過酷な路面状況でもしっかりグリップします。
山に入って乗車が厳しく押し歩きするようなシーンはたくさんありますが、そういうときも安心です。
ブラックとブラック/フォレストグリーンの2色ラインナップされています。
まとめ
今回はロードモデルを中心に紹介しました。
kurocycleで購入検討中の方は、店頭にサイズがなくても取り寄せてサイズ合わせができます。
もし欲しいモデルが決まっていたら事前にご連絡ください。
店頭にも常時数モデル展示しています。是非ご来店ください。
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