ロードバイクのオーバーホールについて – kurocycle メンテナンスブログ

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オーバーホールとは可能な限り分解し、清掃や注油等を行い、再度組み立てる作業を言います。

新車に近い状態へ戻す試みがオーバーホールですので、当然ですが新車の組み立てより工数が増え、料金も上がります。

簡単な場合でも基本工賃が35,000円からとしていますが、消耗品等を含めると5万円は超えます。

これはそう頻繁にできるものではありませんので、当店では完全にばらすところまではせずに、消耗品の交換やメンテナンスを行うセミオーバーホールというメニューを設けています。

これに対して通常のオーバーホールのことを当店ではフルオーバーホールと呼んでいます。

オーバーホールに”セミ”や”フル”を付けるのは、「ちょっと大盛り」みたいな感じで気持ち悪いですが、便宜上そうしています。
モーターサイクルのショップではトータルメンテナンスとしているところも見かけます。
良い呼称があれば教えてください。

当店で新車購入していただいたバイクはオーバーホールの基本工賃が半額になります。

「オーバーホールお願いします」と来店されるお客さんのほとんどがこのセミオーバーホール(トータルメンテナンス)をイメージしていると思います。

当店でお買い上げいただいた方には、半年に1回程度点検して、年に1回セミオーバーホール(トータルメンテナンス)くらいの頻度でやると十分と説明しています。

環境や走行距離等によって大きく変わりますので、半年に1回の点検だけ忘れないようにしてもらえれば大丈夫です。

オーバーホールを毎年推奨するショップもあるようですが、天気の良い週末にサイクリングを楽しむ程度で毎年フルオーバーホールが必要だとしたら、それはもう外を走らせて良いものじゃないと思います。
そんなことはないので大丈夫です。

ただし雨の中でも構わず走ったり、平日はローラー台で汗まみれになったりする方は注意が必要です。
日ごろの手入れによって点検やオーバーホールの頻度は変わります。

ここまではロードバイクの場合の話をしてきましたが、マウンテンバイクやグラベルバイクは人によって走る環境や頻度があまりにも異なるため、個別に相談してください。

結論としては、何年に一回オーバーホールという答えはなく、定期点検の際に必要性を判断してもらいましょう。

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