年末にBOMA ALLUMER DISC (アルマーディスク) の組付け、納車をしました。
今回は、前車からの載せ替えということだったので、品薄のコンポーネントやパーツの取り寄せでお待ちいただくことはありませんでした。
ALLUMER DISCは太めのタイヤが装着できるため、シマノのグラベルコンポ「GRX Di2」で組付け、オンロードとオフロードどちらにも対応できる一台に仕上がりました。
ROTORの30mm径シャフトのクランクの取り付けを希望されていましたので、BB86用のBBを用意してもらいました。
実は、BB86に30mmシャフトのクランクというのは、BB内径に対してシャフトが太いため、ベアリングをかなり薄くしなければならず、構造的に難しいのです。
これはJISやITAも同様です。
ROTORやPraxis worksはそれぞれ対応するBBをラインナップしていますが、今回のBBのように、いずれも左右のベアリングを繋ぐスリーブがありません。
ワイヤー変速であれば、BB下のガイドにケーブルが通ることが多いのですが、Di2の場合は、エレクトリックケーブルやジャンクションBをBB付近に押し入れるだけなので、それらがクランクシャフトに接触する可能性が高いです。
したがって今回はPPを溶接してスリーブを自作し対応しました。
あらゆるBBを開発してくれる、TripeakやTokenがBB86規格で30mmシャフトに対応する、ネジ篏合のBBをラインナップしていましたが、今は販売を停止しています。
おそらく、何かしら無理があったのではと思っています。
BOMA ALLUMER DISCは幅広い用途に対応できて、かつルックスの良いフレームです。
サイズによっては納期がかなり先になりますので、購入検討で気になる方はお問い合わせください。