kurocycleのコンセプトとお勧めする商品について

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kurocycleを運営するにあたり、私自身の考えていることや考え方をお話しします。
現時点での話しなので、また変わるかもしれませんし、一部しか挙げられないので、変更や追加はその都度記事にしようと思っています。
個人で経営している以上、自分の考え方や趣向が店づくりに大きく反映されます。
なので、こういう記事も定期的に書いていこうと思います。

スポーツバイクショップとして運営するにあたり、私が意識していることはいくつかあるのですが、
大きいところを挙げると、以下の通りです。

①ロードバイクやマウンテンバイクで遊ぶ・楽しむということを提案する
 →乗ることはもちろん、競技の観戦などを含めた楽しみ方を追求し、発信する

②価格に見合った価値のある商品から、お客さんの求める適切な商品を提案する
 →いたずらに敷居を上げない、不必要な性能やアップグレードを勧めない

もう少し掘り下げた解説をします。

高くて良いものを勧めるのは簡単

①の楽しみ方の提案はそのままです。
特に自分自身がやってみて楽しいことを発信していきたいと考えています。

また、楽しみ方は人それぞれですが、楽しみ方によってお店を選ぶのもひとつの考え方です。
ロードで例えを挙げると、
1.色んなところへ行きたい。旅がしたい
2.レースに出たい
3.飾って眺めたい。所有欲を満たしたい

などがあり、もちろんはっきり分けられるものではないですが、あえて上のように分けた場合、
3に関しては、kurocycle向けではないと言えます。

自動車でいうと、フェラーリやポルシェより、シビックとかAE86の方が好きみたいな。ちょっと違うかもしれませんが。
とにかく、己が扱えるかどうかという範囲のもので遊ぶのが好きということです。

あるいは、ブランドものを身に着けたいという趣味が自分にないというのもあるかもしれません。
性能と見た目と価格のバランスがいいものを選ぶと、結果的にこのブランドを選んでいた、という経緯が一番満足できると考えているからでしょうか。

もちろん、ハイブランドな商品は在庫しにくいという非常に現実的な事情もありますが。

②の話にもつながりますが、値段が高くて良いものを勧めるのは簡単です。
フルスペックに仕上げてしまえば、もちろん良いものに決まっています。最強です。
でもその人に合ったものや、求めるものを、予算に合わせて選ぶことは簡単ではありません。
それこそ、我々のようなショップが提案するべきことかと思います。

なので、kurocycleのお勧めする商品には、この価格でこの性能なのでお勧めです、というものが多いです。
それより良いものはあっても、値段がこうなってしまいますよ、それだったらこっちに予算を割くのが良いかもしれませんよ。
そういう提案をします。
もちろん、それ以上の性能が必要な人、求める人には「いっちゃいましょう」と言います。

ロードバイクをはじめたいという方も、今後アップグレードしたくなるだろうなという場合と、そもそも続くかどうかも分からないという場合などがあり、
それによってお勧めする商品も、当然変わってきます。

とにかく安いのから始めて、アップグレードするか乗り換えるか様子見ましょう、では皆が満足のいく結果が得られるとは限らないということです。
そういうところをしっかり聞き出して提案するというのを大事にしています。

また、バイクに予算を割くだけが正解じゃなく、装備にお金をかけた方がいい人もいるでしょう。
自分だったらロングライドした先の旅館でおいしいものを食べて一泊するとか、そっちにお金かけた方が楽しいな、とか。

楽しみ方は人それぞれ、だからこそ

ここまでこんな話をしていますが、私自身、たくさんバイクを乗り換えてきて、プロスペックにしたマシンをいくつも所有してきたし、高嶺の花で所有欲を満たすようなバイクも乗ってきました。
なので、上に挙げた楽しみ方の3のような、目一杯背伸びをする楽しみもよく分かります。

また、とにかくセラミックベアリングやらカーボンパーツやらを組み込んで、最強の二文字を追求したこともあったり。そういう楽しさも分かります。

ですが、それができたのはバイクショップに勤めていたという事情があったからで、ほとんどの人にはそこまではできません。
しかもそういうバイクを求める場合は、これが欲しいと決まっていることがほとんどなので、こちらからは特に提案することがあまりないのです。何かするとしたら背中を押すことくらいなので。

若干ですが、この界隈の風潮はそういう色合いが強く、いたずらに敷居があがっているという現状があります。

あるメーカーの方のインタビューで、日本は少し特殊な市場で、ある新しいテクノロジーがあったとしても、それはプロの世界で浸透してから、ようやく受け入れられる、というような趣旨のことを言っていて、的を射ているなと思ったことがありました。
プロサイクリストと一般のサイクリストとでは、全く用途も環境も違うのに、おもしろい現象です。

さて、思うに従って書いてしまったので、話の構成もあったものじゃありませんが、強引にまとめると、

楽しみ方は人それぞれ、で片付けてしまいがちですが、だからこそ、「自分にあった楽しみ方」をしっかり伝えていこう

そう思います。

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