DT SWISS ロードホイールのモデル名の読み解き方

DT SWISSのホイールは非常に種類が多く、何がどう違うのかが分かりにくいと思います。

しかし、見方が分かれば実はそこまで難しくありません。
ここではDT SWISSのロードホイールのグレードや各モデルの特徴など、モデル名の読み解き方を簡単に紹介します。
全てのラインナップについては紹介しきれないので、是非店頭でカタログを確認してください。

モデル名の読み解き方
カテゴリー（アルファベット）について
ハブのグレードについて
まとめ

モデル名の読み解き方

「PRC 1400 Spline 35 db」のように、頭についているアルファベットはカテゴリーを表します。
このカテゴリーについては下で紹介しますが、基本的にはハブは共通で、リムが異なります。

アルファベットより後ろの数字と、SplineやDicutはハブの種類を示し、35はリムハイトを表します。
dbはもちろんディスクブレーキのことです。

つまりモデル名「PRC 1400 Spline 35 db」でリム（カテゴリー）＋ハブ＋リムハイトを表しています。

カテゴリー（アルファベット）について

次にアルファベットが示すカテゴリーについて簡単に紹介します。

基本的にはリムの違いですが、各カテゴリーでスポークの組み合わせなどが微妙に異なり、用途に合わせた調整がされています。

１. PERFORMANCE パフォーマンス「PRC」「PR」「P」
ロードレースやヒルクライム向けの軽量ホイールシリーズです。
たくさんラインナップされていて一番わかりにくいシリーズですが、最も人気のあるラインでもあります。

リムのグレードとしては上から「PRC」、「PR」、「P」となっており、Cはカーボンリムを意味します。
カーボン→上位アルミ→エントリーアルミといった感じです。

リムハイトに関してはカーボンの「PRC」は35mmがメインで、特別に24mmの超軽量モデルとして「PRC 1100 Dicut 24 Mon Chasseral」が存在します。

アルミモデルは32mmや23mm、21mmがラインナップされています。
「PR 1400 Dicut」シリーズのリムブレーキモデルのみ「Oxic」が付くモデルがありますが、これはブレーキ面にセラミック加工が施されたモデルです。

２. AERO エアロ「ARC」
文字通り空力に特化したモデルで、カーボンリムの「ARC」のみのラインナップです。
リムハイトは80mm、62mm、50mm、48mmとディスクがあります。

３. ENDURANCE エンデュランス「ERC」「ER」「E」
タイヤ幅25-32mmに対応し、快適性を重視し、オフロードにも対応できるエンデュランスモデルです。
リムハイトは「ERC」は47mm、アルミリムの「ER」や「E」は21mm、23mm、32mmがラインナップされています。
ディスクブレーキモデルのみとなります。

以上が主なロードモデルで、その他としてシクロクロスラインのCROSS ROAD「CRC」「CR」「C」と、それよりも太いタイヤに対応し、650BもラインナップするGRAVEL「GRC」「GR」「G」があります。