ロードバイクに最適化されたMuc-OFF (マックオフ) の新型シーラントの発売にあたって、チューブレス講習会に参加しました。
主にロードバイクのチューブレスの現状やシーラントの役割、各社のシーラントの成分など興味深い内容でした。
まずシーラントの役割としては ①タイヤとリムの隙間を埋める、②タイヤの微細な穴を塞ぐ、③パンク時に穴を塞ぐ が挙げられます。
ロードバイクのチューブレス運用における現状のシーラントの役割としては①と②がほとんどなのが正直なところです。
つまりチューブレスとして運用を始めるため(チューブレスレディ)のシーラントであって、③のパンク時のリカバリーはなかなかうまくいかないケースが多いです。
③が難しい理由としては、ロードバイクのタイヤは空気量が少なく、高圧という特徴が影響しています。
つまり高圧で勢いよく空気が抜けるために穴が塞がりにくいうえ、空気量が少ないため早急に塞がなければならないということです。
この問題解決に特化したのが今回入荷したMuc-OFF (マックオフ) の「ROAD&GRAVEL TUBELESS SEALANT(ロード&グラベルシーラント)」です。
ミネラルフレークと竹の粒子を配合しており、7mmまでの穴を瞬時に塞ぎます。
講習会では実際にホイールを用意してその場でシーラントを入れて穴をあけるという実演がされましたが、一瞬でエア漏れが止まっていました。
アンモニア不使用でCO2ボンベにも対応します。
私自身は長くチューブレスを使用していますが、当店としては一般のサイクリストには無闇にチューブレスをお勧めしないようにしていました。
しかし今回の「Muc-OFF (マックオフ) ROAD&GRAVEL TUBELESS SEALANT(ロード&グラベルシーラント)」が上手く運用できれば、もう少しチューブレスに対して積極的になれるかもしれません。
バルブコア不要の新しいチューブレスバルブも発表されました。
来年発売予定でこちらも楽しみです。