タフでラフでカッコいいアメリカのスチールバイクブランド「SURLY(サーリー)」
生活の足として、あるいは旅の供として、長く付き合えるSURLYのクロモリフレームは、一見すると、とがった性能がなく、見た目もシンプルで、そっけない印象を抱くかもしれません。
ですが、組み方次第ではツーリングバイクになったり、オフロードバイクになったり、お買い物自転車にもなれるなどといった、懐が深く様々な可能性を秘めたモデルばかりです。
さて、今回ご注文いただいたのは、DISCTRUCKER(ディスクトラッカー)というロングツーリングバイクという位置づけのモデルです。
SURLYのなかでは割と用途がはっきりしているように思います。
ホイールベースが長くて重心も低く、ゆったりと安定した走りに重きを置いたジオメトリーです。
ダボ穴の多さからも分かる通り、キャリアを付けて重たい荷物を積んで走れるようなフレームです。
またホイールサイズが26インチであることも、重装備時の安定感と操作性を向上させます。
ヘッドチューブが上方向に長いのも、重心は下げつつハンドル位置を上げることで、アップライトなポジションと安定感を両立しています。
またコラムを伸ばしてハンドル位置をあげるよりも耐久性や剛性が増します。
さらにハンドルからタイヤまで広大なスペースを確保することができ、ハンドルに寝袋をマウントしたり、キャリアの上に荷物やカゴを載せやすくなっています。
フレームは耐久性を重視して厚めのパイプを使用。
塗装の下には錆防止のコーティングもされており、耐久性もばっちり。
またコンポーネントは重量よりも耐久性やトラブルのリスクを下げるための構成になっています。
メカニカルのディスクブレーキも、出先のトラブルにも対応しやすいというメリットがあります。
頑丈でトラブルにも対応しやすい、まさに旅のお供に打ってつけのモデルです。
ロングツーリングバイクとしての性能は疑いようがありませんが、頑丈さとアップライトなポジションという特性を生かして、シティバイクにするというのもあり。
SURLYのフレームには”Fatteies Fit Fine”というステッカーが貼られています。
このメッセージは、もちろん太いタイヤがいいという意味もありますが、「やれないより、やれた方がいい」というSURLYの哲学を感じられます。
“とりあえずできるようにしとくから、あとは各々いいようにやってくれ”
こう書くと、surly=ぶっきらぼうな という日本語訳もしっくるような気がします。
言い方の問題かもしれませんが。
当店はSURLYの特約店ではありますが、現状は国内在庫がかなり品薄で、納期もかかります。
在庫確認はもちろん、他のモデルの提案などもお気軽にご相談ください。