超軽量モデル WINSPACE SLC 2.0 DISC 乗ってみました – kurocycle クロサイクル

INFOMATION

WINSPACE(ウィンスペース)の軽量モデルSLC2.0 DISCを試乗しました。
だいたい400kmくらい走ったかと思いますので、簡単に感想をまとめます。

フレーム重量が800g前後で、LUN HYPER D33+アルテグラDi2の完成車重量が約6.7kgという数字からも分かる通り、漕ぎ出しがかなり軽いです。

軽さが売りのSLC2.0ですので軽いのは当然としても、特徴的なのは剛性がかなり高いことです。
軽量なフレームでも進まないバイクというのがまれに存在しますが、SLC2.0は全くそんなことはなく、踏めばリニアに反応し、ぐんぐん加速していきます。

軽量モデルで細身なルックスということもあって、ヒルクライム用として体重が軽い華奢な方におすすめし勝ちかもしれませんが、乗ってみればそんな安易な勧め方は適切ではないなと感じました。

もちろんヒルクライム用としてかなり優れたマシンであることに変わりありませんが、個人的にはそれよりも、しっかり出力を出してあげればどんどん進んでくれる魅力的な剛性感を推したいです。

逆に自分のような体重もパワーもなくて、のんびり走りたいという人には硬すぎると思います。
LUN HYPER D33にTPUの軽量チューブを入れていたので、剛性とは別に路面からの突き上げ感がさらに上乗せされていたと思います。
チューブをラテックスにしたりチューブレスレディで運用すれば、振動吸収性はかなり向上すると思います。

試しにホイールをVelocity Aileronの手組みホイールに変えてみると、かなり乗りやすくなりました。

おすすめしたい人

初心者やのんびり走りたい人におすすめできるフレームではありませんが、ある程度トレーニングしている方、今のフレームの剛性感に物足りなさを感じている方、レース・ヒルクライム志向の方には断然おすすめです。

安くて軽いフレームというものは今までもありましたが、見かけの重量が軽いだけで踏んでも進まないバイクだったり、作りが雑でワイヤールーティンが良くなかったりといったことがほとんどで、そんな中で30万円未満で信用できる超軽量なフレームを買えるのはかなり魅力的だと思います。

50-70万円出せば大手メーカーの軽量フレームが買えますが、レース中の落車やレース会場への移動中の損傷のリスクを考えると、レース機材としては高価過ぎると感じる方も多いと思います。
そういう方にこそWINSPACE SLC2.0をおすすめしたいです。

年内は試乗できるようにする予定です。
興味のある方はご連絡ください。

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