カーボンスポーク&カップアンドコーン採用のシマノ新型デュラエース カーボンホイール「WH-R9370」が登場

INFOMATION

すでにツール・ド・フランスで一部の選手が使用していたことでご存じの方もいるかと思いますが、ついに正式に新型デュラエースのホイールセットが発表されました。

コンポーネントのモデルチェンジより先にホイールがフルモデルチェンジし、型番は「WH-R9370」となりました。

ラインナップはC36、C50、C60、C99・ディスクとなります。

前モデルからの主な変更点

R9270からの大きな変更点はリム幅の拡張とカーボンスポークの採用が挙げられます。

リム幅やスポーク本数はモデル毎に異なりますが、共通してワイドリム化し、スポーク本数が減っています。

ハブは前モデルに引き続きカップアンドコーン式ですが進化しています。
まだ展開図は出ていませんが、部品点数が増えており、おそらくカップも交換可能です。

カップアンドコーンベアリングの魅力

カップアンドコーン式を採用する理由としては適切に調整されたカップアンドコーンベアリングは非常に転がり抵抗が少なく、メンテナンス性にも優れるからということ。

これは体感的にもそうなのですが、ハブの重量が少し増すためカタログスペック的には不利なことと、製造コストが上がることから採用するメーカーは少ないです。
カートリッジベアリングをはめ込んで完成というのとは違い、プリロード調整が必要になるため工場組み立ての効率や精度が問題になるのかもしれません。

カタログ重量値の意味は薄く、どこに重量があるかが重要で、ハブばかりが軽量なホイールはあまり進ない場合があります。

カップアンドコーンのメリットとしては実走行においてあらゆる角度からの負荷を受け止め優れた性能を発揮するということと、メンテナンス性に優れるということです。
全てバラしてメンテナンスすることができ、それぞれ交換することが可能です。

メンテナンスし消耗した部品を交換していれば(シマノが供給する限り)長く使うことができるのも魅力です。

カーボンスポーク+カップアンドコーンという組み合わせには個人的に大いに興味があります。

ラインナップ紹介

C36

C36はクライマー向けのラインナップとなり、リムハイトは前後36mm、重量は前後1,172 g(フロント:523 g/リア:649 g)と非常に軽量。

スポーク本数はフロント18本/リア21本と少なく、リム幅は内幅23mm、外幅29.4mmと軽さを維持しつつワイドリム化されています。

C50

おそらく多くの方が求めるリムハイトが50mmで、ワールドツアークラスの山岳コースでもよく使用されるリムハイトです。

リム幅は内幅が23mm、外幅はフロント31mm、リア32mmとなっており、これはおそらくリアは乱気流の整流のためにより太くなり、フロントは28~30mmタイヤにエアロダイナミクスが適正化された結果ではないかと思います。

重量は1,302 g(フロント:593 g/リア:709 g)で、カップアンドコーン式のハブでこの重量は軽いです。

スポーク本数は前後21本と、前モデルのステンレススポークから3本少なくなっています。

ある程度走れるライダーにとっては平坦から登坂までバランスよくこなせるオールラウンダーです。

C60

C60は高速なレースや逃げ、スプリントに強いモデルです。

ワールドツアークラスでは多くの選手がC60をチョイスしています。
平坦コースはもちろんですが、アップダウンのあるコースでも使用されます。

特に逃げを打つ選手は、ある程度登りの多いコースでも単独あるいは少人数の巡行を有利にするために60mm近いリムハイトが選びます。

前後重量は1,391 g(フロント:632 g/リア:759 g)です。

リム幅はフロント31.5mm、リア32.3mm、前モデルから空力性能の向上と軽量化はもちろん、横剛性も20%アップしているそうです。

まとめ

前モデルとの重量差は以下の通りです。

C36 1,350 g→ 1,172 g (-178 g)
C50 1,461 g→ 1,302 g (-159 g)
C60 1,609 g→ 1,389 g (-220 g)

C36・C50・C60の前後セット価格はそれぞれ税込み 431,713円、C99はフロント 276,396円、DISCはリア 526,216円となります。

C50は9月中旬に入荷する予定となっています。

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