おそらく世界で最も有名であろうホイールメーカー「MAVIC(マビック)」の取り扱いを始めました。
MAVICに関しては説明不要かと思いますが、一応簡単に紹介します。
MAVICの歴史
MAVICは100年以上歴史のあるフランスの自転車用品メーカーで、1934年にアルミの軽量リムの作成にに成功し、その年にMAVICのアルミリムはツール・ド・フランスを制覇しました。
ここからMAVICはリムの覇権を握り続けますが、その覇権を奪還するのもまたMAVICでした。
というのも、当時はホイールといえば、リムとハブ、スポークを用意して手組みするのが当たり前でしたが、その常識を打ち破って登場したのが、1999年に登場した初めての完組ホイール「KSYRIUM(キシリウム)」です。
これ以降、各メーカーが完組ホイールを製作に乗り出し、現在に至ります。
それ以外にも、今から20年以上前に世界初のワイヤレス電動変速機を発表していたりします。
まさに自転車の歴史を変えてきたメーカーです。
ラインナップの紹介
・ミディアムリムハイト
通常2本のスポークを用いるところを、一本のカーボンスポークをハブを経由して直線的に配置したCOSMIC ULTIMATE 45 DISC。決戦用です(定価 572,000円)
軽量で価格も手ごろ、リムテープ不要でチューブレス運用も容易、最も人気のモデル COSMIC SLR 45 DISC(定価297,000円)
この下にCOSMIC SL 45 DISCがあります(定価198,000円)
・ロープロファイル
COSMIC SLR 32 DISC(定価297,000円)
この下にCOSMIC SL 32 DISCがあります。
・アルミ(マクスタル)モデル
KSYRIUM SL(定価121,000円)とKSYRIUM S(定価82,500円)、グラベルモデルのALLROAD SLなどは「マクスタル」リムとなっており、これは通常の6061アルミ合金ではなく、より剛性の高いアルミ合金を使用しているそうです。
また、これら上位モデルはリムテープ不要でチューブレスレディ運用が可能です。
取り扱いに至る経緯
もちろんMAVICが優れたホイールブランドであることは百も承知でしたが、取り扱いしていなかったのには理由があります。
業界の事情をどこまで話して良いのか分からないのですが、簡単に説明すると、以前までMAVICは取引の条件が非常に厳しかった(らしい)のですが、今回声をかけていただいて、うちでもやっていけそうな条件になったと知ったので取り扱いすることにした、という経緯です。
というのも、この数年、MAVICブランドが売却され、譲渡されてという複雑な事情のなか、販売方針も大きく変わったようです。
とにかく以前のような、ショップで在庫のシューズやアパレルを大セールしているお馴染みの光景にはならないようなので、それであれば私もしっかり商品に向き合えるだろうと思いました。
また価格も比較的買いやすい価格で販売ができると思います。
商品自体は魅力的でも、その会社の経営方針や日本の代理店の条件設定によって、忌避してきたブランドがいくつもありますが、今回のように声が掛からなければ、実情を知らないままだったということがあるんだなと、常にアンテナを張っておくことの重要性を実感しました。